FIPについて

😼FIP/新たな情報🐱

別院ですが、対応動物病院(診療、クスリ処方している動物病院=情報アリ/関東/埼玉)           2024/11/25更新

前記事でもお知らせした、人のコロナの治療薬であるモルヌピラビルがFIPの治療薬として認知されている。治療効果、金額的にも飼い主様にとってありがたい事です。某動物病院では、費用は15万(入院しない)~90万円(3か月入院)との情報が入りました。(東京都)

2024/01/2更新

情報がとびかう中、人のコロナの治療薬であるモルヌピラビルがFIPの治療薬として使用し、効果がでているとの話が入ってきました。金額的にもムティアンよりも驚く程はるかに安いと聞いています。薬は個人輸入ができるらしいですが、獣医師の指導受けてください。投与期間、方法はムティアンと同じらしい。投薬による効果など 今後の情報に期待し、更新いたします。

2022/09/23更新

ムティアンの効果はかなり高いという話は聞いています。何故これほどまでに高額なのか異常です。現在の医療費は体重によって異なりますが200万~300万ぐらいと聞いています。せめて20分の1ぐらいになって欲しいと感じますね。不可能な部分はどこなのか? 実現できればFIPで亡くなる子も少なくなり、動物保険会社が全額保険対象にする事は期待できると思います。成分も解っているはずです。これに国内製薬会社が向き合って頂く事を心から期待したいと思います。

2022/04/10更新

すでに2年前から情報が有りましたが、更新できませんでした。2021年現在、”ムティアン”というFIPの対応薬の流通が聞かれす。投与期間も84日となり、ただ相当高額である。国内に”ムティアン ジャパン”という窓口もあり、動物病院も契約しているところがポツポツと増えているようです。正規ルートでの薬品入手の場合、再発時に多少のサービスもあるとの事です。ここで思う事として、完治という文言はなく、再発という事は表現されていますね。クラウドファンディングをしている方が沢山いるとの事、これを踏み台として完全に治る日が来る事を望んでいます。もっとお安くなり、体に優しくなる進化を期待します。

2021/07/18更新


地球レベルの猫の病気、FIP

大切に家族として生活している時、何時、誰の飼猫に起こるか判らない猫の生態系上の大変恐い病気です。現在、この病気について研究している大学が有るとは聞いています。

 

―FIPとは―

日本では猫伝染性腹膜炎といいます。猫コロナウイルスを原因ウイルスとし、更にそのウイルスが突然変化したFIPウイルスが起こす病気です。

 

―猫コロナウイルス>―

猫コロナウイルス自体はありふれたものでウイルス自体は感染率の高いウイルスですがさほど脅威ではありません。80~90%の確率で地球上の猫感染がみられるといわれています。猫コロナウイルスは猫から猫へ簡単に移ってしまう事らしいです。

  

―原因ウイルスに変化―

先に述べた通り、猫コロナウイルスの感染は珍しくありません。この猫コロナウイルスが体内で別のウイルスに突然変化をする、これをFIPウイルスと言う。FIPウイルス=全て発症ではありません。多くは生涯を全うするのです。変化をするメカニズムは研究されている事柄です

 

―発症―

では、なぜ一部の猫だけがFIPを発症してしまうのか?。変化を起こすメカニズム同様に他のウイルスによる影響や、激しいストレスなどによって猫の免疫力が低下した場合、あるいは栄養不良や妊娠、外傷などが重なった場合、更にFIPウイルスに対する激しいアレルギー反応が起こり一部の猫が発症すると考えられています。

実際にFIPを発症するのは、猫コロナウイルスに感染した猫の1~5%程度で、発症は年齢的には全年齢層にわたっていますが、生後6ヶ月頃から5歳位の猫に最も多く発症し、また4~5歳にも同じようなピークがみられます。

 

―症状―

この病気の発症タイプは猫によって様々です。初期は一時的な食欲減退や元気消失、毛並みが悪くなる、体重減少、発熱といった典型的ではない症状を示します。猫によっては痩せてきても食欲は落ちなかったり、あまり発熱しなかったりと症状にバラつきがある為、病院へ行っても正しい診断ができないケースが多々あります。 

子猫がFIPを発症する前には、発育不良、健康状態があまり良くないといった長い病歴がよくみられます。軽度のネコ風邪(慢性呼吸器感染症)がFIP発症前に見られる事も有ります。もちろんネコ風邪はほかのウイルスによるものですが、発育不良および二次感染は、成長と免疫反応を制御する軽度の疾患が続いていることを示しています。

臨床的には腹水や胸水が溜まるウエットタイプ(滲出型)と、神経・眼・腎臓・肝臓などに結節性の病変を形成するドライタイプ(非滲出型)に分かれます。比率としては前者の方が多いようです。いずれも全身に病変が形成されるため、おかされる臓器によって臨床症状はさまざまです。

 

<ウェットタイプ(滲出型)>

感染後、数週間~数ヵ月後に元気消失、食欲不振、発熱、腹囲膨大などのほか、貧血、脱水、黄疸や下痢などがみられます。 ウェットタイプの猫の約25%が、腹水や胸水、あるいはその両方に数ml~1000mlの水がたまり、その結果、呼吸困難を起こすようになります。眼に炎症が認められる猫もいますが、必ずでるものではありません。眼がおかされた場合は、前・後眼房に炎症性滲出液や滲出物の貯蓄とブドウ膜炎、脈絡膜炎や全眼球炎を起こし、失明することもあります。

 

<ドライタイプ(非滲出型)>

ドライタイプは、発病までの経過はウェットタイプとほぼ同様ですが、中枢神経系や眼に病変が認められる頻度が高いです。脳や脊髄ではその病変部位によって様々な神経症状(運動失調、行動異常、旋頭運動、眼球振盪、痙攣、意識障害、後駆麻痺、排泄の麻痺など)を示します。 

眼に炎症が認められる猫もいますが、必ずでるものではありません。眼がおかされた場合は、前・後眼房に炎症性滲出液や滲出物の貯蓄とブドウ膜炎、脈絡膜炎や全眼球炎を起こし、失明することもあります。

 

―確定診断の難しい病気・治療開始―

確定診断の難しい病気とされています。検査も進歩していますが結果が出るのも日数がかかります”疑わしきものは罰せず”ではなく”怪しきものは治療対処”という早期に治療対応の開始選択しているようです。進行の早い病気ですので最善策との認識ですね。

 

―予防のために?―

FIPは免疫力が低下、個体差による人が判断しにくいストレスの大小などが大きく影響、発症に関係が有るのではと考えられています?。

その為、室内での快適な生活環境を確立して、猫の自己免疫力を高めることが良いのではとか、又は単なる理想論で非現実的な事も多く耳にします。残念ながら有効な予防できる手段は見当たりません。医学の進歩に期待です。

猫コロナウイルスは猫から猫へ簡単に移ってしまう事らしいです。多頭飼育の場合、他の猫と完全に接触を絶つのは難しいと思います。せめても猫コロナウイルスは普通の消毒薬(薄めた塩素系漂白剤など)でトイレや食器をこまめにお手入れすることも効果的です。

FIPウイルスは猫の腸内で変化するものなので、猫同士の接触による感染はないとする学説もあります.

しかし、現時点では多頭飼いをしている時、食器やトイレ、生活空間など、念の為ほかの猫と別にする必要があるかもしれません。