原虫と動物病院

原虫(コクシジューム)について

 大変やっかいな寄生虫です。一般家庭生活でも感染経路が有ります。野鳥、害虫などの糞に生息し、糞が乾燥風化して飛散したり、外出時の靴底についたり、ご家庭の玄関内に運びこまれたりとします。解り易く「卵」としますが、この卵 実は、好条件の環境、自然界で数年間も生きつずけるという寄生虫らしい。
 殆どの消毒薬は効き目なし、高温(熱湯)は効果あり

原虫(ジアルジア・トリコモナス)

 低温と塩素系消毒に弱い寄生虫、条件が無い限り自然界では生存できないらしい。生体から生体へとの感染が経路となる事が多い。状態は上記コクシジュームよりもやっかいな事はない。それでも早期に確認が大事。

猫に寄生した場合

 成猫では健康体、体力がある場合に寄生しても全く無症状で過ごしている事も多くあり、この時は寄生虫を増殖させないメカニズムが作用しています。ですがストレスや体調の変化で免疫力の低下、高齢、子猫などは増殖を抑えるメカニズムが弱く、一揆に増殖し下痢をするようになります。子猫などは死にいたる事もあります。

駆虫薬投与による治療

コクシジュームの場合、古くからある駆虫薬は成猫で約2週間投与するもので、投与が楽なお薬でしたが、駆虫効果が期待できない場合が多く、製造中止になりました。

 

 同時期に、投与しにくい超苦い駆虫薬で、1~2回の投与で駆虫する駆虫薬が主になりましたが、猫はブクブク泡を噴いてしまいます。飼い主様はこの時、大変なお世話と苦労でした。

 

 2017年9月1日よりほぼ苦みの無いコクシジューム駆虫薬が発売され投与が楽になり、同時に線虫も駆虫出来るお薬らしく、飼い主様にとって、有難いお薬ですね。

 

 清掃時、殆どの消毒薬はコクシジューム原虫に効果ありません。高温に弱いらしい。
 ※前述の記載=一般家庭内に感染経路が有ります。

 

 

 

ジアルジア・トリコモナスは別の駆虫薬、やはり大変苦いお薬で5~8日位の投与で駆虫する。この原虫は自然界では生息できないと言われています。新鮮便でないと検出出来ないと聞いています。塩素系の物で殺虫効果が有りますが、猫が舐めない様拭き取るよう気お付けて!!  二酸化塩素が良いですね。

 

 飼い主様はこの時、同じく大変なお世話、神経を使う事になります。

 

 いずれも、飼い主様が多頭飼育していた時は他の猫ちゃん達も症状が無くても全ての猫に投与する事になり、獣医からも全頭分のお薬が処方されるはずです。

獣医師と発言の重要性

 今やペットブームの中、動物病院も異常なくらい増えてきています。中でも開業焦りで、治療実績も少なく、テキストを頼りに動物を診察していることが見受けられる様です。

 

 飼い主様は皆、同じレベルだと思っている方が大勢います。全然そんな事はありません。ピン切りです。

一つの事例

  •  先住(2歳)のいるご家族。先住猫はコクシジューム感染歴あり。かかりつけの動物病院で駆虫薬を処方。投与し、後に再検便、顕微鏡検査でコクシジューム見えず。下痢も止まり、便の状態も良い。

     その時の獣医の発言「いなくなりましたね」と飼い主に言い、飼い主様は「うちの子にはコクシジュームは居ない」と受け止めてしまいます。その数か月後、ご家族は子猫を迎えたそうです。当然トイレは共有になりますね。数日後、先住が下痢をはじめたようです。かかりつけの病院に行く。

     その時、獣医師は「先住は、私が駆虫したので、お迎えした子が・・。」と飼い主様に言ったらしい。当然、飼い主はその発言に納得。購入先とトラブル。

獣医師の発言について思う事

 この獣医師は、投薬=原虫=ゼロ0(100%)とテキストの受け止めで発言していると思います。

 

 確かに投薬で原虫の数は減って、下痢も無くなりますが、ゼロになったかどうかは確認できないはずです。原虫の数は少なくなれば下痢は止まります。少なくなれば顕微鏡検査でヒットしない事も有るのは解っているはずです。

 

 「いない」ではなく「今回の検査では見つかりませんでした」と表現し、100%ではない事も説明すべきではないでしょうか。解釈によってはこのような事が起こります。充分な説明をして欲しいものです。

様々な獣医師

 国家試験の獣医師資格は単なるスタートラインに居るだけ。これから実務経験を積んで自分で力量を判断、或いは、沢山の修行先(修業先のレベルにもよる)でのお墨付きで開業。開業後も向上心を持っている獣医であって欲しいです。このような素晴らしい獣医さんも多数います。

 

 頭でっかちですぐに開業してしまう獣医(動物病院)。古くから開業しているのに向上心無く、努力していない獣医も多数居るようです。動物の命の軽視。

お勧めできない獣医の目安

・技量が無い為か「私は飼い主様の味方です」的な好感度重視の応対と発言。

・症状の自己判断が出来ず、すぐに検査、検査、と薦める。

・症状に対し手術の技量が無いのにかよわせて、紹介状を書いて済ませる。

・急患、飛び込みの動物は診察、手術はしないという。

・メスが握れない。手術は予約制とかいう。

・いつもすいている。

お勧めの獣医を探す目安

・医療に対し格差を付けず取り組んでいる。好感度重視は無い。

・ブリーディングから全ての内容を勉強している。

・自由診療とはいえ、良心的。多くの経験と的確な判断。

・沢山の飼い主様で、一杯。大変な待ち時間。

・動物の生態学を適切に、正確に飼い主様に説明。

・初診であっても差別なく救急、治療体制が出来る。